夢をみた

母が死ぬ夢を見た。

私はまだ独身で、両親と弟と暮らしていた。
母が死にゆく姿は直接見てないけど、
父が、母が死んだのだと教えてくれた。
コロナで面会はできないので、
(コロナにかかって死んだわけではなかった)
そのまま会えずに火葬されるのだと。
なので死んでる姿も、生きている母も夢には登場していない。

そう言えば、ここ最近母は足を引きずるようにしてしんどそうに歩いてたな、とか
なんとか記憶を辿って
どうして死んだのか
そこと繋げようとしていた。

母は死んだけど、なるべく冷静にいようとしていた。

でも、なぜだかふとタンスを開けたら、
引き出しの中には
当たり前に生活していたはずの母の衣類がずらっと並んでいて
それを見たら急に母の姿が浮かんで、
あぁ、母はもういなくなったんだと
急に寂しくなって、悲しくなって
堰を切ったように大声で泣き喚いた。
父は困ってそばにいた。

実際の実家とは全く違う
夢の世界の私の部屋は
良いかんじの木造で
良いかんじの暖色系のライティングで
落ち着いた感じ

窓に向いた作り付けの机と椅子(掘りごたつ的な)に座って
大学ノートに付けていた日記に
母が死んだことを書こうとノートを開いたら
どこも書きかけで
結局1ページ分しか残っていなくて

じゃあそこに書き始めようと思っても
全然気持ちが整理できなくて
筆が進まなくて

そんな姿を見て
今の知り合い(独身時代にはまだ知らなかった人)である年上の女性(すごく社交的で明るい人)が突然登場して私を慰めてくれた。


・・・


ってとこで目が覚めた。

途中から、これ夢だよなってわかるパターンもあるけど、
今回は最後まで完全にその世界だった。
目が覚めて、寝室の天井をぼんやり眺めて
あぁここが私の家で
私は独身じゃなくて子どももいるじゃん
お母さんも死んでない

ってゆっくり噛み締めながら
ぼろぼろ涙がこぼれてきた。

夢占い的に
親が亡くなる夢は吉夢らしいんだけど

そんなこと以上に…
今のこの母との関係性で…
いざというときが来たときに
悲しめるのかな、私は
と思うわけで。

問題を先延ばしにしながら
一方でずっと気掛かりで

どげんかせんといかんとやろけどね…


にしても、久々にあんなどっぷりと夢みたわ…。