マーマレードと死生感と

そうだ、マーマレードジャムを作ろう

ってな気分になった。
おつとめの甘夏4個パックを買って、
さてこれをどうしようかと…

いちごジャムも
りんごジャムも
キウイジャムも作ったことあるし
なんとかなるやろと思ったら

まーまー大変やないか
まーまれーどだけに

はぁ

皮が大変なんだなありゃ。
外皮を刻む、水にさらす、ゆでこぼす…
薄皮を手でむく…

スキマ時間でちょこちょこ進めてたとはいえ、
丸一日かかりましたわ。

さて、どんな味になったかなー。
明日の朝が楽しみ。

* * *

「あのさー、おかーさん、◯◯(娘)がさー、おとなになるまで、けっこんするまで、しなんとってほしい~」
と、会話中唐突にぶちこんでくる娘(5歳)。
それも一回だけじゃない。
忘れた頃にまた、その変化球は投げ込まれる。

コロナ禍。
五歳なりに感じることもあるんだろうかね。

死なんで死なんでって言われると、ほんとに死んでしまいそうでちょっと怖いけど(笑)
ま、人間誰しも、いつか死ぬからさ…。

「大丈夫よ、◯◯(娘)を残して死んだりしないよ」
なーんてことは、言えずにいるわたし。
嘘でもそう言った方がいい?
でもさ、実際そうじゃん。
おそらく、娘を残して死んでいくことになる。
いずれね。

「おかーさんもさ、ばぁばがしんだらかなしいやろ?」

ぎくっ。
そうきましたか。

「そうだねー、さみしいかなー」
と一応返しておきましたが…
いやもちろん、かなしいと思う。
いざそうなったら。
今はもやもや、あれこれ思案事項が多いもんでね…

こういうご時世なんで、
連絡だけはちょっと密に…ということで
父とは数回ビデオ通話もして孫の顔も見せてるけど
母とはなんだかタイミングが合わずLINEでのやり取りぐらいしかできていない。
しかも、送信内容は母自身の仕事がどうとかって内容がほとんど。
どうも、我が我がって感じが隠せない内容ばかりなんで私はイラっとしちゃうんやけど。

父は、孫と話せて嬉しそうだった。
私はともかく…孫と話したくないんだろうか?母は。

そういえば、下の子を出産した直後
母には、はるばるウチまで来てもらって、おさんどんのためひと月ほど滞在してもらってた事があった。
うまくやれるか心配だったけど、
その時はそれなりに仲良く過ごした。

…あれ?

大人になってからでもうまく過ごせてる…

でも。
これは大丈夫かな、と思った矢先、
思いもよらない行動で
裏切られる

ほんとに、母がわからないなぁ
と、今改めてここに書き出して感じる。

娘には言わなかったけど。
今、おかーさんは、ばぁばよりあなたたち、
我が子の方が大事。おらんようになってほしくないって思うよ。

成長して
大人になって
結婚して
母になって
大事なもの、守りたいものは変わっていく。

娘もきっとそうだろう。

私も長生きできたらなー
娘がどう成長していくのか
どう生きていくのか
いつまでも見守っていたいけど

いつかは先立つ日が来る

さて、私はどう生きていくのか
どう生きる姿を娘に見せていくのか

コロナ禍で
時間が止まっていたようなかんじもするけど
緊急事態宣言も解除されたことだし
社会の歯車はまたゆっくりと回り始める
私も少しずつ
油差し直して
動き始めなきゃ

日々を生きていくなかで
答えが見つかるような気もするし
ここでもやもや悩んでもいられないのかな

明日、マーマレード食べてから
考えよう。